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「サニア?どうなされました?」
突然、サニアは歩きを止めた。
「ファルジアス号はな、嵐にも、どんな攻撃にも負けないんだ。世界一有名で気高い船だ」
「へー!!すげー」
「かっこいいなー」
「さ・ら・に!このファルジアス号の船員達は女、子供は襲わねぇ!無駄な争いはしねぇんだ!」
「へーそんな海賊いるんだ」「そんな有名な船なんだから船長の名前も有名なんだろ!?」
「あぁ、俺あった事あるぜ」
「マジかよ、おっちゃんすげー」
「おうよ、俺は惚れたね。いや男としてだぞ?名前なんつってたかなぁ」
髭をはやしたおじさんは、首を傾げて思い出そうとしていた。子供達は、ワクワクしながらその話しをきいている。気になって立ち止まる大人達もいた。
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