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マースを含め国の上層部たちはその船も、名前の事も知っている。
「…サニアさまどうなさいました?」
「ん?ちょっと久しぶりに聞いたから…」
「あぁ思い出した!ヴェン船長だ!」
おじさんはペラペラと自慢気に話しまくる。マースもじいさんがファルジアス号の話しをしてるのに気づいたようだ。
「サニア様、お気持ちはわかりますが、時間がありませんよ」
「あ、そうよね。つい…」
二人はその場を後にしようとする。ファルジアス号の噂なんてごまんとあるし、世界中が知っている海賊船だ。
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