平穏

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「朝がくるのが当たり前なんて、嬉しいね」 何かを思い出すように、女王サニアは呟く。 「かあさま何を言ってるの?朝は毎日来るんだよ、明日も明後日も来るんだよ?ね!マース」 何も知らないアイサは母に無垢な笑顔で言った。 「そうですね、これからはずっと見られるものですよ」 「でしょでしょ?」 「ふふ、そうね」 サニアは眩しく光る 太陽を見つめていた。
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