プロローグ『紅い霧』

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霊夢達を追おうと走り出す少年の腕を美鈴が掴かんだ 『師匠!行かせてください!!』 紅 美鈴 『貴方が行ったところで何が出来るのですか!!勇気と無謀は違いますよ!』 『っ…』 少年の目には涙がたまり顔を伝い美鈴の手に落ちる 紅 美鈴 『貴方の気持ちはわかります。ですが相手が強すぎます。お嬢様ならきっと大丈夫です』 『ですが師匠…』 ―ガツッ!!― 突然殴られ吹き飛んだ 紅 美鈴 『貴方が行った処で足手まといになる事が分からないのですか!!貴方はまだ弱い…自分と相手の力量が分からないほどの愚か者に私は育て…』 突然口ごもる 紅 美鈴 『すいません…つい感情的になってしまいました…』 『いえ師匠…謝るのは私です…』 その場には沈黙が残った
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