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とある国の田舎町そこで俺は次男坊という理由で魔女狩りの隊に入隊されざるおえなかった
決して裕福と言えない家庭に生まれた事をのろってはいない
ただ魔女狩りなんてあまり気に進まなかっただけだ
なんせ人を殺める事になるからだ
『はぁ…今夜もまた魔女狩りかよ…』
俺はただすこしかけた月を眺め溜め息をつく
『おぃ!なに黄昏てるんだ!!今月中に魔女を見つけないといけないんだぞ!!』
『はぁ…』
『シャキッとせんかぁ!!』
―バシィン!!―
思いっきり背中を叩かれ俺は逃げるように町道を走る
『はいぃ!!』
あのく○野郎…思いっきり背中をたたきやがった
まだ痛む…
数刻たって月が一段と上へと上っていた
ついまた月を眺めてしまう
―ドンッ!!―
『ムキュっ!!』
『っ~すまんよそ見をしていた…』
目の前には紫髪の少女が倒れていた
立ち上がり少女に手を伸ばす
『いったい何なのよ…もう…服が…どろだらけじゃない』
少女の足下は水溜りで服がすこし濡れていた
『う…すまん…え…あ』
『なに…貴方、責任でもとってくれるの?無理して取れないモノを取ろうとしてるんじゃないわよ』
『うぅ…』
とても図星だった
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