プロローグ『紅い霧』

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『流石にあの量はやばいよ…師匠大丈夫かな…』 屋敷の側にある小さな小屋の窓から門の当りを眺める少年 突然ノックの音が聞こえる 『はい、いますよ』 ドアを開け入って来たのはこの屋敷のメイド達を纏めるメイド長【十六夜 咲夜】(イザヨイ サクヤ)だった 十六夜 咲夜 『あら…貴方しかいないの?』 『はい、師匠は門にて戦闘中です』 十六夜 咲夜 『そう…結構早く来ちゃったのね。まぁいいわ。貴方に用があったの。これをまだ渡して無かったわ』 手渡されたのはカードだった ただそのカードは紅いカードで何もかかれていなかった 『これは…?』 十六夜 咲夜 『【スペルカード】よ。どこかの巫女が定めた人間でも妖怪を退治できる戦闘システムらしいわ。まぁパチュリー様が少し細工してくれてるから。後は説明書でも読んでちょうだい』 『説明書とかあるんだ…』
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