第1章 犬の縫いぐるみ チャコ

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「チャコ、おやすみなさい」 寝る時もベッドの中までチャコと一緒に布団をかけて、離れないように抱いて寝た。 翌朝もご飯を食べる時も幼稚園も遊ぶ時も寝る時もチャコから離れず、瑠花はチャコを本当の友達のように接し、時は流れた――― ――12年後―― 瑠花は高校2年生になり、今は丁度中間テスト前の猛勉強中だった。机の上で参考書と睨めっこをしながら時折眠りそうになっていた。 (最近、睡眠時間を削って勉強してるせいか眠い…ちょっとだけ寝ようかな…)
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