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参考書の上に肘を乗せて眠ろうとした時だった―――
『…瑠花…』
「うーん…ちょっとだけ…」
瑠花はもう夢を見ているような感覚だったが、瑠花以外に誰もいない部屋で聞いた事もない声にハッと目が開いて辺りを見渡した。
だけど誰もいない。瑠花は気のせいと思って再び目を閉じた。
『風邪を引くぞ。ベッドで寝ろよ』
「…!?誰!?誰かいるの?」
瑠花はまた辺りを見渡したが、やっぱり誰もいなかった。疲れているのか幻聴まで聞こえて来ると思っていた。
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