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瑠花は重い身体を動かしてベッドの上に寝転んだ。
「フー…」
静かな深呼吸をして目元を隠していた腕を上げると、見た事もない男性がこちらを見ているのが見えた。
「…えっ?」
瑠花しかいない部屋に物音も立てずに現れた男に声にもならないパニックになった口が開いた。
「★◎#〓*……~~~!!?」
悲鳴を上げようとした瞬間、男の手で口が閉じた。
「騒ぐなよ。俺は怪しい者じゃない」
(あ…怪しい…)
口を塞がれたまま、瑠花は視線を反らさずに息を飲んだ。
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