4人が本棚に入れています
本棚に追加
「まぁーとりあえず本当に人間になるとはな…」
ボソボソと男は自分の身体を見渡すなり喋った。
「うぐうぐ~!!」
「あっわりぃ~わりぃ~手を退けるのを忘れてた」
やっと手が離れると瑠花は苦しそうにゼーゼーと呼吸をする。
「あ…あなた、誰?人の部屋に無断に入るなんて」
「だって元々この部屋の住民だし」
「へ?変な事言わないでよ。強盗なら取る物なんかないからね!」
瑠花は腕組みをして強気に睨む。男はそんな瑠花を見て急にクスクス笑い出した。
最初のコメントを投稿しよう!