夜更けの君

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「妹子…?」 朝廷が静まる夜更け。 ふと目が覚め誰もいないと云う好奇心から朝廷を巡回していた時。 何故か妹子の部屋の明かりだけが灯っていた。 たまたま火を消し忘れて眠ってしまったのか。いや、妹子に限ってそんな無用心な事はしない。 起きていたとしても、こんな夜更けまで何をやっているのか。 そ、と襖を開けて中の様子を確認する。 そこに飛び込んで来たモノ――… 「っひ、ぁっんんっふ‥く、ぁっああ゙、ゃうんっ…!!」 いつもの朝廷着。しかしながらズボンは纏っていない。2本…いや、3本であろうか。筆の柄の部分は全て蕾に埋められそれを片手で抜き差しを繰り返す妹子。 声は外に漏れないように唇を噛み締めているようだがあまり意味は成していないように見える。 …なんだ、この光景。 「んん゙っ‥ぁうったぁ、ひぃっイ、ぁっんゃぁっぁ、ぁ――…‥っ!!」 妹子の身体がひくひくと痙攣し始めたのと同時にとめどない量の精が床へと放たれる。 筆を抜かぬまま妹子の身体はぐったりと横に倒れ薄くも柔らかい胸板を上下させていた。 頬は赤く染まり、乱れた服。 先程より前にも吐精していたのか体中に纏う精液。 愛しい者のこんな姿を見せられて、反応しない者なんていないだろう。 まぁ、勝手に私が見たんだけどね。 先程よりも大きく襖を開き乱れきった妹子を見下ろしてやる。 襖の開く音に感づいた妹子は反射的に身体を隠しながら目を見開き私を凝視する。 「見て、たん…ですか…?」
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