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「お前貴族だろ?ヤだよ」
YESって言えば、雨に濡れることも、飯に困ることもない。
だけど。
それでも!
「貴族は嫌」
雨の音が、よく聞こえる。
それは、町に人がいないから?
オウジサマが…何も言わないから?
「お前、それ…」
と、オウジサマが指指したのは、私が持ってる1つの銃。
「あぁ…。盗んだ。護身用にね」
「使えるのか?」
それは、弾が入っているかってことか?
それとも私が、ちゃんと使えるかってことか?
…まあ、どっちでもいい。
「使えるよ」
2つとも、答えは同じだから。
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