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黒「ねぇねぇ白猫」
『なに?黒猫さん』
黒「なんか楽しいこと、ないかな」
『いきなりなんですか。でもいつも黒猫さんは楽しそうですよね。』
黒「なんで?」
『なんだか常に我道を突っ走っているというか…えぇ、本当に。』
黒「っは。わかってないな白猫は。」
『え、いま鼻で笑われた?え、あれ?気のせい?』
黒「周りの猫達があの猫楽しそうとか期待をしやがるからそれに乗っ取って生きなくちゃいけないしさ、肩凝るってか息詰まるってかさぁ」
『いや、あなたは十分自由に生きてます。期待を背負うより他猫の期待を投げ捨ててます。』
黒「まぁ、あれだよね。」
『なんですか?』
黒「期待をさせて裏切るってのは中々至難の技だよ」
『認めた上になんか誇らしげだけど誉められないよそれ!』
黒「あ、腹減った飯食いに行こう」
『あー、なんかもうはい。すいません。』
今日も黒猫さんは自由です。
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