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『そういえば黒猫さんって飼い猫ですよね。』
黒「え、なんで?」
『首輪がついているので。』
黒「…猫の過去には安易に触れちゃダメだよ」
『えええ!すっすいません。』
黒「うん。別に過去なんて忘れてるからなんもないんだけど」
『そ、そんなに忘れたい過去が…』
黒「とりあえず君と出会った所から忘れたいよ」
『あれ?なんで蔑まれてるんですか。その目はなんですか!さては過去になんもないですね!』
黒「あるなんて一言も言ってないじゃん」
『あ、はい。すいません早とちりしました。』
黒「で、飼い猫だけど?」
『あ、やっぱり!じゃあ今度マスターさんも連れてきてくださいよ!僕のマスターさんも連れてきて、一緒に遊びましょう!』
黒「マスター?」
『え、飼い猫ですよね?』
黒「うん。」
『だから僕たちの飼い主さん…』
黒「…飼い主?」
『いつもご飯くれたりする…』
黒「え、あれ、下僕じゃないの?」
『…え?』
約束できるかすら危ういです。
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