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【扉が開く】
瑞希
「あの…遅れて…すいま…せん!」
福原先生
「ちょうど自己紹介している所なのであなたもお願いします」
瑞希
「は、はい!あの姫路瑞希といいます。宜しくお願いします……」
明久(N)
(雑草の中の一輪の花 姫路瑞希)
男性生徒A
「はい!質問です!」
瑞希
「あ、は、はい!なんですか?」
男性生徒A
「えーと、なんでここにいるんですか?」
男性生徒B
「姫路って入学最初のテストで学年二位だろ?」
男性生徒C
「それにいつも上位一桁以内じゃないか…あと可愛い」
瑞希
「そ、その試験の最中高熱を出してしまいまして……////」
男性生徒C
「あぁなるほど俺も熱が出たせいでFクラスに…」
男性生徒A
「あぁ科学だろ?アレは難しかった」
男性生徒B
「俺は弟が事故に逢ったと聞いてそれどころじゃなくてな…くっ」
男性生徒C
「黙れ1人っ子。」
男性生徒A
「前の晩彼女が寝かせてくれなくてさぁ」
男性生徒B
「今年一番の大嘘をありがとう」
明久(N)
(これは想像以上にばかだらけだ)
瑞希
「で、では一年間宜しくお願いします!」
明久
「姫路さんやっぱり可愛いなぁ…」
瑞希
「き、緊張しましたぁ~」
明久(N)
(近っ!?これは話しかけるチャンス!!!!ここからドラマは始まり、やがて僕らは結ばれるそうこの一言は僕の幸せな未来への第一歩!)
明久
「あの姫路さ…」
雄二
「姫路」
明久(N)
(酷い!!せっかく僕の人生計画「クラスメイトから結婚まで~君と出逢えた春~」全654話が開始二分でエンドロールに!)
瑞希
「は、はい!なんですか?えーと」
雄二
「坂本だ、坂本雄二」
瑞希
「あ、姫路です」
雄二
「もう体調は大丈夫なのか?」
明久
「あ、それは僕も気になる!」
瑞希
「よ…吉井君!?」
明久(N)
(あれ?僕何かダメだった?)
雄二
「明久が不細工ですまん」
明久(N)
(え?フォローのつもり?全然嬉しくないよ?)
瑞希
「そ、そんな!目もバッチリしてて顔のラインも細くて綺麗だし…そのむしろ…」
雄二
「まぁ悪くはないか…そういや、明久に興味がある奴がいた気がするな」
明久
「え?誰?」
瑞希
「そ、それって誰ですか!?」
雄二
「確か久保…利光だったかな」
明久(N)
(久保利光、性別オス)
雄二
「おい明久、さめざめと泣くな」
明久(N)
(もう僕お婿にいけない…)
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