■第1問■

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福原先生 「はいはい、そこの人達静かに―(机が壊れる)え~~~~替えを用意してきます」 瑞希 「あはは…ケホッケホッ」 明久(N) (こんな教室で姫路さんはちゃんと勉強できるのかな…やっぱり体調不良の早退でいきなりFクラスなんて酷すぎる) 明久 「…雄二、ちょっといい?」 雄二 「あ?んで話って?言っておくが俺は男に興味ないぞ?」 明久 「僕のコトをどういう目で見ているのかな?じゃなくて!この教室のことだよ!」 雄二 「Fクラスか想像以上に酷いな」 明久 「Aクラスは見た?」 雄二 「あぁ凄かったな、あんな教室は見た事がない」 明久 「そこで僕からの提案!せっかく二年生になったんだし『試召戦争』をやってみない?」 雄二 「戦争…だと?」 明久 「うん!しかもAクラス相手に…」 雄二 「…何が目的だ?」 明久 「いやだってあまりに酷い設備だからさ!」 雄二 「嘘をつくな、勉強に興味のないお前に設備なんて関係ないだろ?」 明久 「そっそんな事ないよ?興味がなければこんな学校に来るわけが―」 雄二 「お前の興味は「試験校だからこその学費の安さ」じゃなかったか?」 明久 「あーえーっとそれはその…」 雄二 「…姫路のためか?」 明久 「べっ別にそんなワケじゃ!」 雄二 「気にするな、俺もAクラス相手に試召戦争をやろうと思ってたところだ、世の中学力が全てじゃないってそんな証明をしてみたくてな。それにAクラスに勝つための秘策も思いついた」
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