静かな午睡

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    長椅子の上で午後   眠っている。     何の夢を見ていたかは、起きたらすぐに忘れた。     横にかけていたJが、その髪に触れる。     薄目を開いて、  目を細めるアリイ   なんだか物憂くて    午後が、    溶けてゆく。  
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