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いつも何とも思わず歩いていた坂道がとてもきつく感じた。
俺が少々休憩をしてると…
「よーキョン!」
と声をかけられた。
声からして女であったが全く誰かわからん。
髪はオールバックで口調は谷口に似てた。
「お前、谷口か!?」
「当たり前よ!お前毎日会ってるだろ?」
当たり。誰か俺に賞賛の言葉をくれ。
「そーだったな(笑)今日は眠くてわからなかったんだ」
とりあえず適当に返した。すると後ろから、
「おはよう、キョン」
「おっすキョン!」
と、国木田と阿修羅に似てる奴に声をかけられた。俺はすぐさま頭をフル回転させた。
国木田はあまり変わらないが、後ろにツインテールのおさげがついていた。
阿修羅は腰まであるのではないのかと思う程の長い髪をストレートにしていた。
「おはよー。たく、阿修羅その長い髪をなんとかしろ!」
「またな」
「またかよ…」
「さあ行こ!?遅刻するよ!」
国木田が言い、またきつい坂道をのぼった。
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