第1話

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いつも何とも思わず歩いていた坂道がとてもきつく感じた。 俺が少々休憩をしてると… 「よーキョン!」 と声をかけられた。 声からして女であったが全く誰かわからん。 髪はオールバックで口調は谷口に似てた。 「お前、谷口か!?」 「当たり前よ!お前毎日会ってるだろ?」 当たり。誰か俺に賞賛の言葉をくれ。 「そーだったな(笑)今日は眠くてわからなかったんだ」 とりあえず適当に返した。すると後ろから、 「おはよう、キョン」 「おっすキョン!」 と、国木田と阿修羅に似てる奴に声をかけられた。俺はすぐさま頭をフル回転させた。 国木田はあまり変わらないが、後ろにツインテールのおさげがついていた。 阿修羅は腰まであるのではないのかと思う程の長い髪をストレートにしていた。 「おはよー。たく、阿修羅その長い髪をなんとかしろ!」 「またな」 「またかよ…」 「さあ行こ!?遅刻するよ!」 国木田が言い、またきつい坂道をのぼった。
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