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<山田>
『大丈夫か…?』
ベッドで横になる私に
眉毛がさがった心配した顔で
優しく声を掛けてくれる。
「大丈夫…ッ」
涼介は冷たい手で
私の片手を握る。
『馬鹿だなぁ、〇〇』
「………」
『元気になったら
どんな所でも好きな所
連れてってやるからな』
微笑み、少しだけ私の
上に乗って体を預けて…
頭を撫でてくれる。
『意外に…体弱いんだな』
そう言うとクスっと笑った。
私は"意外"と言われた事に
なんだかムカついて
言い返そうとした。
「何よ、意外ッ…
『じっとしてろ、』」
けど起き上がろうとしたら
私の肩をゆっくり押された。
その後も
私の側にずっと付きっきりで
手を握って離さない涼介だった。
-えんど-
ずっと側に居るパターンね☆
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