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<中島>
『スピー………』
小さな寝息をたてて眠っている裕翔。
寝顔まで可愛い…
「………」
優しく頬に触れると、
『んっ………』
"ぱちっ"と目を開いて
私と気づくと…
しんどいながらも私の、
手に手を重ねて優しい笑顔で微笑む。
「っごめんね…」
手を離そうとすると
『冷たいの気持ちいから…』
と言って離さない…
裕翔の手って大きいから、
私の手隠れてるんだよね。
「裕翔…もう寝ないの?」
そう優しく問いかけると、
『眠れな~い…
〇〇が隣に寝てくれたら
ちゃんと寝るけどね?…』
なんて事…
普通に目を見て言うからね。
「ちょっとだけだよ?…」
と、言って
裕翔とベッドに入る…
裕翔の体温ですっごい暖まってる。
『暖かいね〇〇』
と言って、布団の中で手を握られる…
『ずっと隣に居てね?…』
私は頷いた。
少し間があいて裕翔が口を開く。
『ま、離さないけど…(笑)』
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