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「何があった?理由はなんだ?いつ退学になったんだ?」
「一気に聞くなよ。つか、まだ退学とは言われてないし詳しいことは知らねーよ。理由は……まあ、喧嘩が多くて耐え切れなくなったらしい」
言いにくい内容なだけに目線を落としながら溢れたお茶を台布巾で拭く。
「悠河!なんでもっと早く言わなかった!?」
「帰ってきてすぐに言おうとしただろーが!それを遮ったのは親父だろ!」
「あ、そうか……」
……反論してこない。この親父でも動揺してるのか、さっきまでの勢いが嘘のようだ。
こんな空気にするつもりじゃなかったんだけど……、流石にこうなるよな。あー、もうどうすればいい。沈黙に耐えかねそうになった時、親父が口を開いた。
「……悠河」
「なんだ?」
「悠河はどうしたい?新しい高校に行きたいのか?」
顔つきががらりと変わった親父は真剣な瞳で私を見つめた。
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