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「えっとですねー…」
「もういいよ!その問題もろくでもない内容だろどうせ!パスだパス!」
「そぉ?ちなみにこの問題で分かるのは、明日の天気でしたー」
「やべぇ、それ知りたかった!?やっぱ心理テストじゃなかったけど初めて役に立ちそうだったのに!」
「次いきまーす」
「あのさ、やっぱさっきの問題に戻れない?」
「どんなに悔いても、決して過去には戻れないんだよ兄ちゃん?だから後悔なんてしないように、その時その時を精一杯頑張らないとだよ」
「もっともだが何か腹が立つなぁその流れ……」
「で、次の問題いっていーかな?」
「ああ…毒を食わらば何とやらってヤツだ」
「あなたが森の中で迷子になった時、目の前に3つの道がありました」
「ほぅ、この出だしは心理テストっぽいな」
「1つ目の道はきちんと整備されてる緩やかな下り坂で、2つ目の道は獣道。3つ目の道は汚い上に急な上り坂です」
「ふむふむ。そうだなぁ…俺だったら……」
「さて、あなたはここで何を食べる?」
「………へ?」
「屁?」
「いやいやいや!?そういう細かいボケは華麗にスルーしますがさ!先程スルー出来ないものがありましたよ!?」
「スルーするー?」
「しません!何なの一体?どうやったらあの流れから食べ物の話になるの!?」
「んー…フェイント?」
「何の為に!?てか何故に疑問系?」
「世の中には知らない方がいい事もあるんだよ?」
「確かにあるがこれは違うと思う!違うと断言出来る!」
「ふぁいなるあんさぁ?」
「イエス、ファイナルアンサー!」
「それでは、もう100円には戻れません」
「低い!?低いよ!会場もお茶の間も緊張感0だよ!」
「ちなみに10問目ですよ」
「1問あたりの配当低っ!これ何時間スペシャルにするつもり!?」
「30分で5人分放送しまーす」
「無謀すぎんぞソレは!」
「…てかさぁ、そろそろ答えてくんないかなぁ?」
「ん、おう…。まあ確かにこのままじゃラチがあかんな。今回は俺が折れるか…………えと…じゃあ、おにぎりを食べる」
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