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義父の仕事は昼も夜も関係ないような仕事で、昨日も泊まり込みだったそうだ。
「…お義父さん、すみませんでした。
昨日、僕が出勤してなければ…
部活に出ていなければ…
仕事なんか早めに終わらせて帰っていれば…
昨日の僕の行動すべてが、沙希をこんな目にあわせたんだ…
昨日の自分が憎いです…!」
「…運が悪かったんだ。洋一くんのせいじゃない、自分をそんなに責めるな。」
「昨日は花火大会を見に行くつもりだったんです…。なのに僕は仕事を優先させてしまった…!
あのとき僕は沙希よりも部活のことを気にしてたんです…。
悔しくて…自分への怒りがどうしようもないんです…。」
ただならぬ空気に優香は怯え、気づいた峰澤が抱き上げてあやした。
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