第二話

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大嶺「初めまして中田くん。そして一年生の皆さん」 打席に入りお辞儀をして一年生に歓迎の言葉を贈った。 中田「はじめまして」 まだ疑問の取れない中田は小声でボソッと呟く。 大嶺「歓迎試合はどうだった?」 「まぁ今回の中田くんは凄いという事で二軍は使わなかったけど」 中田「えっ?」 大嶺「事前に歓迎試合だから手を抜いて一軍と対決する事にしたんだ」 「江夏は二年生。打者は全員一軍だけど打席はいつもと反対の打席に立つ」 「これだと手を抜いてる事はばれないで済むから失礼が無いかなと…」 中田「うそだろ…」 大嶺「今までどうもありがとうございました」 「でもこの回が最後と言う訳で、歓迎試合と言っても負けた事の無いこのチームが負ける訳にはいかない」 「だからこの回から本気でいかせてもらいます」
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