第三話

7/7
前へ
/34ページ
次へ
忍野「お前大嶺との勝負から確実に成長したな」 中田「大嶺さんにアドバイスをして頂きました」 忍野「そうか。あの大嶺でも俺に勝てなかったが。」 「まさか大嶺に負けたお前に負けるとはの…」 中田「でもたった一打席勝負だったので」 忍野「大嶺の時もそうだったよ。」 「お前は確実に素質がある。早くて夏の大会でエースになれるかもな」 中田「期待に答えれるように頑張りたいです」 忍野「期待しておるぞ」 中田「ありがとうございます」 忍野「今日の練習は無しだ。やりたい奴は自主トレでもしとく事」 そう言い残して忍野はグラウンドから去った。 忍野は初めて部員に負けた事が屈辱だったのだった。 中田「健二ありがとう」 城島「凄い球だった。」 「正直一球目で勝てる気がしたよ」 中田「これも健二のおかげだ」 城島「そう言ってもらえると自主トレした甲斐があったな」 中田「そうだな」 「今日は特別にまたファミレス行くか?」 城島「雅人の奢り?」 中田「仕方ないな~」 城島「やったね~」 中田は城島と大好物のハンバーグがあるファミレスへと向かった。
/34ページ

最初のコメントを投稿しよう!

29人が本棚に入れています
本棚に追加