背番号１の凄い奴

第五話

砂浜組。
涼しい風が吹き、眩しい日差しが差し込む中、明和ナインは砂浜ランニングをしていた。

監督｢千石が現在の所一位だ。｣
｢千石で今5往復で10キロ走っている｣
忍野の持っていたタイマーは残り三十分を示していた。
｢二位で藤本。4往復半。｣｢三位は城島。2往復半。｣
二位の藤本からはかなりの距離が空いていた。

千石は涼しい顔で走っている。藤本も同じく。
城島は疲れが見えてきているがまだ走れる状態にあった。
三年生はなれているのか城島とあまり変わらない位置にあったが、二年生と一年生はもう徒歩の速さになっていて、顔はとても辛そうな顔をしていた。

それから三十分が経過して砂浜ランニングは終了した。
城島｢これ大嶺さん達より厳しいトレーニングじゃん｣
千石｢お前は分かっていない。これからあいつらはもっと厳しいとレーニングが待ち受けている｣
やはり三年生の知識は違っていた。