ルームシェアしましょ？

最悪の同居人

「何、過敏に反応してんの？単なる同居だろ？

…それとももしかして、俺が『アンタみたいなの』にどうこうするとでも思ってるわけ？」

「……アンタ…みたいなの…って」

「お生憎さま」

　思わず、弾かれる様に後ずさった私をからかう様に

薫は、グッとこちらに屈みこむ様にして、フンッと一つ軽く息を漏らすと

それは嫌みな程整った端正な顔に、思いっきり皮肉な薄笑いを浮かべて私の顔を覗き込んだ。

「俺は、仕事で嫌ってほど良い女を見まくってんの

私生活だって全く困ってもねぇーし…

ほんと

自意識過剰も良いとこだな？『お・か・め・ちゃん』」

「はぁッッ!!?」

「……そんじゃ、まあよろしく」

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