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「おいロゥシュ。てめえ、ちゃんと仕事しろよ」
とりあえず気が済まないので、休憩所で寝転んでるロゥシュに文句を言って、ついでに脇腹をさんざんくすぐってやってから、ガキを連れて行く間の門番を頼んだ。
ガキの所に戻ると、浮浪者が荷物を漁ろうとしてる所だった。マントは既に剥がされていた。
瞬間に頭に血が上った。別にこんなガキに思い入れなんぞ無いが、大の大人が意識不明の子供の物を盗むなんざ許せねえ。
「おいてめぇ!!何やってやがる!!」
俺が掴みかかると、浮浪者は慌てて逃げ出した。奪った荷物をどんどん落として逃げていく。
くそったれ。ロクな物を食ってねえくせに、逃げ足だけは速えな。こちとら鎧が重いんだよ!!
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