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ガキを持ち上げる。
軽い。軽すぎる。こいつ、何食って生きてんだ?
いや、何も食えてないから軽いのか。
一人納得して、衛士用の宿舎に向かった。
途中、ふと視線を感じて足を止めた。
ガキが、目をうっすら開けて口をぱくぱくしている。
「有り難く思えよ。一食くらいなら食わせて貰えるぞ」
俺は、無意識に笑っていた。安心させたかったのか?
なんか、妙に憐れみを誘うガキだなこいつ。ガラにもない事しちまった……
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