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キーンコーンカーンコーン
あっと言うまに昼休みになり、クラスのみんなは一斉に出ていった
俊也「ど、どうしたんだ!?また武人ンところか!?」
彩音「違うみたいだよ。あっちは学食と購買のある方向だねぇ。俊也は行かないの?」
我が高校の学食と購買は凄く美味いと評判らしい。
まぁ、弁当派の俺には関係ないけどな…
俊也「俺は弁当あるから。彩は弁当ないんだろ?パンでも買ってこいよ」
彩音「うん。じゃあ友だちと学食に行って来るね」
と彩音は友だち3人と教室をでた。俺以外は弁当を持ってきてないらしい。
武人と食べようと考えたが、教室の前で女の子が溢れてたのでやめた。
俊也「結局一人かよ…まぁいいか。今日は朝作ったサンドイッチが…うん、美味い。」
少し乱闘で形は崩れていたが味は抜群だった。
さすが俺!!
虚しく独り言を言いながら弁当を食べていると女の子が教室に入ってきた。他のクラスの人だ
「凪ぃ。あれ?居ないのー?」
誰だろう…。1年にしては少し雰囲気が違う。先輩かな?
「ちょっと君。これを凪に渡しといてくれないかしら?。あのこそそっかしいからお弁当忘れちゃって…」
やはり、西野は彩と似てどじっ子みたいだ。弁当を受けとると先輩?らしき人は帰っていった…
俊也「あ…。名前聞くの忘れてた。まぁ西野に弁当渡せばわかるだろ。」
噂をすればなんとやら。西野が戻ってきた
凪「お姉ちゃんどこにいるのぉ2年の教室もいなかったし…お腹ペコペコだよー。」
どうやらさっきの人は先輩らしい。しかも西野のお姉さんとは。確かに面影はあった…
俊也「ほら。さっきお姉さんが来て弁当持ってきてくれたぞ。」
俺はもらった弁当を西野にわたした
凪「わぁーい。ありがとう♪」
俊也「俺にじゃなくてお姉さんにな!?」
凪「そ、そっか。ありがとうお姉ちゃん♪今日~のお弁当の中身は何だろな…」
西野は弁当箱をあけるとそこには食べ物の影の形もなかった。
凪「はうっ。空っぽ…。お姉ちゃん、中身入れ忘れてる。」
妹も姉も似た者同士だな。中身ってわすれるもんか?ドジのファンタジスタだな
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