395人が本棚に入れています
本棚に追加
俊也「やっぱりコイツら、中学の時戦ったシニアの連中だ!!」
『えぇー!?どうして言わなかったのぉ!!』
彩音と西野は驚いて俺の腕に抱き着いてきた。
この時、立派に発育した胸が両腕にあたったのは内緒だ。
俊也「ち、中学の時俺がシニアの野球をやってた頃に優勝決定戦で戦ったやつらが吉沢、山本、佐東、谷口の4人だったんだ…」
彩音「そっか!どうりで強いわけだね!!」
凪「はい!この4人と俊也君がいれば勝てるかもね!?」
俊也「そうだな。よし!!じゃあ西野…次は君に決めた!」
凪「はい!凪いっきまーす」
さすがに武人も女の子相手は本気にならないだろ。
「凪ちゃーん。一発かましたれ!へいへいへい♪」クラスの女の子は楽しそう歌をうたいだした。
俊也「そうだ!!一発かました…」
『ストラーイク。バッターアウト!』
凪「ごめんなさい…」
俊也「こぉらぁー!武人ぉ!少しは手ぇ抜いてなげやがれ!!そして西野に謝れぇ」
武人「こ、これ以上点はないんだよ!!そしてごめん!」
吉沢「戸森、早くみんなをそのバットで返してこい。」
俊也「吉沢、お前…喋れんだな!!」
吉沢「い、いいから行けっ」
彩音「頑張ってこい♪」
凪「私の仇、取ってね!!」
俊也「おう!行ってくる」
俺はバッターボックスへ向かいバットを武人に向けて『勝負だ!』とお互いを称えあった。
俊也「今日、助けてもらった事は感謝してる。だから本気でお前の球を打つ!!」
武人「その意気だ!!これでもくらえ!」
俊也「遅い!」
俺は渾身の力でバットをフルスイングした
『ストラーイク』
凪「ま、曲がった?」
彩音「私知ってるよ!。フォークでしょ♪」
吉沢「カーブだ!!」
俊也「くっ!油断した…。」
彩音「あんなに曲がる球投げていいの先生?」
最初のコメントを投稿しよう!