大人の階段を登っちゃう!?

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『ピーーーッ』 俊也「梓さん、お疲れ様です。」 梓「ありがとう。タイム…どうだった?」 俺の方に手を置いて持っていたストップウォッチを覗き込んできた。少し息もあがっている。 俊也「い、何時もよりタイムが早いですねっ。」 背中に柔らかいモノがあたってるんすけど。梓さんってこんなキャラだっけ? 梓「でもまだまだね。インターハイには私以上の人なんてたくさんいるんだもん。もっと頑張らなきゃ。」 俊也「梓さん…。」 梓さんにも夢があるとわかった時少し昔の自分と重なった自分がいた。 俊也「よし!もう一本いきますか!?そんで一緒にインターハイ行きましょ!」 梓「…っ!や、やるのは私なんだからね、わかってる!?……でも一緒に‥イン…ハイ…行こうね。」 俊也「何すか?練習始めますよ!?」 梓「な、何でもないわよっ。合図おねがい!!」 『ピーーーッ』 笛の音が回りに響くと梓さんがドンピシャでいいスタートをきった。 俊也「…一緒に行きましょね。インターハイ…」
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