395人が本棚に入れています
本棚に追加
俊也「ったく…彩のやろぉ下手にでてりゃ言いたいこといいやがって!」
俺は今は練習が終わり学校の寮のソファーで横になっている。それにしても1人部屋にしては広い…
俊也「ん…誰の荷物だ?」
俺のバッグと別に大きなキャリーバッグがある。多分寮のおばさんが間違ったのだろうと思っていると…
「うぅー、気持ちよかったぁ。俊也君も入ってきなよ」
声の方向には梓さんがタオルを頭に被せてドアの前に立っていた。何と言う薄着!?…じゃなくて、何で俺の部屋に梓が!?
俊也「へ?何で俺の部屋にいるんですか!?」
梓「だって私もこの部屋だもん。ちゃんとプリント読んだ?」
俺は慌て合宿の部屋割りをみた。
『部屋割りついては、要望がない限り専属のマネージャーと同じ部屋となります。変更をしたい場合は顧問まで…』
俊也「なにぃ!!部屋割りは男女別れるんじゃねぇーのかよ!?じゃあ今から先生に頼んで…」
梓「無理よ。もう男子の部屋割りは決まってるもの。諦めなさい?」
俊也「そ、そんなぁ。梓さんは俺なんかでいいんですか?何するかわかりませんよ!?」
年頃の男女が同じ部屋で一週間も二人っきり。ムリ、絶対理性が持たん!!
だって…男の子だもんっ
梓「わ、私はこの3ヶ月間あなたをみてきたけどそんな事する人には見えないわ。だから…別にここにいてもいい‥けど」
梓さんは多少ツンデレ要素があるみたいだ。ツンがでたと思いきや今はデレだ。
俊也「(西野とは真逆の性格だな。意外と可愛いとこもあるんだな…)じ、じゃあ俺、風呂に行ってきます」
俺はその場を去るように梓さんがいる部屋をでた。
最初のコメントを投稿しよう!