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俊也「ふあぁ…。寝みぃ。」
いつものようにベッドから起きる。
俺は両親がいないからいつも朝食やら何やら一人でやっている。昔は寂しかったが今はもうなれてしまった俺だが、
俊也「あっ…今日、入学式じゃん!やばい。学校いかなきゃ」
俺は急いで家から飛び出る。家と学校の距離はそんなに遠くはない。だが、最初は余裕をもって登校したかったので走った。
学校の付近にくると、
彩音 「やっほぉーい!」
可愛く手を振りながら彩音がやって来た。
俊也 「彩どした?迷子か?」
彩音「ち、違うよ!俊也を待ってたの!」
頬を膨らませながら俺に嬉しい事を言ってくれる。
何て優しい娘だ。
俊也「おぉ、サンキューな彩。」
彩音の頭をポンポンっと叩くと嬉しそうな顔を浮かべ俺の横に引っ付く。
しばらくあるくと武人がいた。
武人「遅いぞ、二人とも!」
俊也「遅いってまだ7時過ぎだぞ!?まだ時間あんじゃん!」
彩音「確かぁ入学式は9時からで、クラス分けが8時からだからまた余裕だね♪」
武人は時間に厳しいヤツなのか!?そうでもなかったきもするが…
武人「まぁ確かに時間はまだあるからゆっくりいきますか」
『はぁーい』
と俺と彩音が口を揃えて言う。周りを見るとちらほら制服を着た学生はいるもののが流石に早かったかな?
俊也「つか何で彩はこの高校をえらんだんだ?お前ならもっと上の高校にはいれたろうに」
彩音「そんなことないよぉ。これでも頑張って勉強したんだぞ!?」
武人「確かあの高校は特待生のクラスがあったよね?彩音ちゃんもそうなんでしょ?」
彩音「ううん。一応、特待生組のクラスに入れたんだけどやめたんだぁ。」
武人「や、やめた!?何で!?」
彩音「何か息苦しくない?そう言うの。」
彩音は昔からそうだったけか。縛られることが嫌いなんだよな、コイツは…
てな感じて駄弁ってるといい時間に学校へついた。
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