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とはいったものの…これで腕は完璧に脱け出せなくなってしまった
依然、足は絡みついたまま平行線をたどっている
男としては絶好のチャンス何だけどなー。
『そのまま襲っちまえよ』
お、お前は誰だ!?まさか…俺の心の中の悪魔なのか!?
『そんなのダメだよ!!君は大人の階段を登る前に犯罪者への階段を登る事になっちゃうよ!?』
とうとう天使まで出てきちまった!!どうした俺!?
頭の中でベタな展開になってきた俺って痛い子だな…
そんな駆け引きが数時間に渡りついには朝を迎えてしまった
梓「ん、んーーっ!…ふわぁ。あれ?どうしたの俊也君?」
俊也「いやっ!あのっ!えぇーっと、これは…」
OH~ガッデムッ!!
俺の人生の終わりを告げるサイレンが響く
梓「あ…ごめんなさい!寝惚けて俊也君のベットに入り込んじゃったみたい。おっかしーなぁ?」
俊也「あっ…ぜ、全然大丈夫っすよっ。俺もさっき起きたばかりでしたからっ」
はぁ…何とかバレずにすんだみたいだ。先輩が西野のお姉さんでよかったよ。こう言うとこは似てるんだもんなぁ…
梓「何で…」
俊也「はい?」
梓「何であの時キスしてくれなかったの?」
俊也「く、くそぉ!やっぱり起きてたんッすねっ!?卑怯だ!」
梓「あぁー!!そっちこそキスしちゃったんだねっ!?俊也君のエッチ!!」
俊也「し、してませんっ!ちゃんと踏み止まりましたよ!!」
梓「でもキスしかけたんでしょ!?油断もスキもあったもんじゃないわねっ!」
俊也「だぁーもぉーっ。俺は無実だぁーーー」
俺の声はみんなの寝ている部屋まで響き渡った
凪「きゃ!な、何!?」
彩音「…だから、2位が焼き豆腐で1位がカステラだよぉ…むにゃむにゃ…」
こうして俺の長い合宿1日目が終わった
俊也「俺は何もやってないんだぁーー!」
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