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俊也「何か変だな…この学校」
武人「確かに。何だろう…」
俺と武人が首を傾げていると…
彩音「わぁ♪女の子がいっぱいだぁ!」
『それだ!!』
そう。ここは数年までは女子校で、昨年共学になったばかりの学校であったのだ。
武人「ま、まぁ男子生徒も少しはいるだろ!?」
俊也「そ、そうだな。ク、クラス分けみに行こーぜ」
彩音ははしゃいでいるが、俺と武人は明らかに動揺を隠せない。
生徒昇降口にはクラス分けが書き記していた。
俊也「俺と彩音がC組で、武人がE組か…」
彩音「バラバラになっちゃったね。」
武人「まぁ教室は近いと思うし大丈夫だよ」
彩音「でも武人くんがいないと、寂しいよぉ」
俊也「仕方ないだろ!?わがまま言うなよ」
武人「そうだよ彩音ちゃん。それより早く教室行こっか!?」
俺たちは急ぎ足で教室に向かった。さすが元女子校…クラスの大半は女の子。
でも…いい匂いだ…
俺と彩音が席に着くと、ドアが『バァン』っと
勢いよくあいた
「ふぅ。な、なんとか間に合った!」
この人何だか彩と同じ匂いがするぞ…
女の子が自分の席をキョロキョロ探していると後ろから先生がやって来た。
背は俺と同じくらいでスタイルもいい。髪は胸ぐらいの長さだ。時より左手で髪を掻き分ける姿が大人の女性って感じがする。
「みんなー、席についとるか?ついとるみたいやな。うちの名前は鳴瀬清美(ナルセキヨミ)です。みっちゃんでええで!」
俊也「みっちゃんって…友だちかっての。でも綺麗な人だなぁ」
彩音「俊也ぁ、どうしたの?鼻の下伸びてるよぉ」
俊也「な、何でもねーよ」
先生「そろそろ入学式やな。体育館いくで」
みんなは先生に言われるまま体育館までついていった。
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