第一章 涅槃の使者.

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産衣神社、東。 鳥居入口前。   今日はいつになく月が赤い。とても、不吉な夜だ。     「ぃ、…つ……」     「クェイ?どうした?」   「何でもない。」     頭がずきりと軋んだ。 ここの所多い。 風邪でもひいたのかのかもしれないな。   「…気をつけろよ?お前が風邪ひいたりしたら俺まで任務出来なくなるからな。」   「わーってますって。任務大好きなレイ君。」   「その呼び方ウゼェ…。」   「…お!来た。」   「お前、何かと喧嘩売ってないか?」   『TA0605@.確認、排除確定。』   「いくぞ、レイ。」   「へーいへいへいっと。」    
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