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あ!焦ってつい口から本音がでちゃったぁっ!
仕方ない、よね。
僕以外のみんなだって余裕なんかないんだもん。
「ちょっとチャンミン借りるね。」
「わかった。」
ユチョンの了承の声が後ろから聞こえて、
俯いてるチャンミンの手を引っ張り、チャンミンの部屋に行く。
…別にヤラシイことはしないからねっ!?
部屋について、チャンミンをベッドに座らせて、僕は向かい側の床に座った。
…だって、チャンミンが俯いても顔が見えるでしょ?
「チャンミン、さっき言ったけど、僕、チャンミンのこと好きなんだ。」
「それは、僕を愛してるってことですか?」
「そう、なるね。」
チャンミンは眉を八の字にしていた。
そんな顔をさせたい訳じゃ、ないのに。
「チャンミンがどう思おうと、誰を選ぼうとも、僕は何も言えないから、自分で決めてね?」
だって僕は、
僕は、
「僕はチャンミンに幸せになってほしいから。」
そう言って笑って部屋を出た。
うまく、笑えたのだろうか。
いつもみたいにうきゃんきゃん、と。
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