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「おはよう。」
そう声をかければみんなからは小さく返ってきた。
もちろん、あのジュンスを含めて。
見渡せば、一番会いにくい人はまだ居ない。
メンバーの中で一番寝起きが悪い俺よりも、遅いなんて、有り得ない。
チャンミンがまだ、いない。
朝食をジェジュンヒョンが並べて、みんなが席に着く。
その間も、無言。
「なあ、チャンミンはどうすんの。」
俺の問いかけにも無言。
みんな気まずそうに下を見たり、意味もなく箸をいじったり。
「なあ、チャンミンは「おはようございます。」」
後ろから声が聞こえて振り向けば、チャンミン。
「ヒョンたちは可愛い僕を抜かして朝食を食べるつもりだったんですか?」
なんていつものように笑顔で毒を吐くマンネ。
「そ、そんなことないよ?さ、みんな食べよ?」
ぎこちないジェジュンヒョンの言葉を合図にみんな食事に手を出す。
その間、チャンミンは何時も通りだった。
「あぁ!チャンミンそれは僕のだってばぁっ!」
「誰がジュンスヒョンのと決めたんです?そんなに取られたくなかったら、名前でも書いておいてください。」
「くぅーっ!ムカつく!」
「うるさい!もっと静かに食べろ!」
「はは、ジュンス、俺のやるぞ?」
「ユノヒョンありがとう!」
なんだ、いつもの通りじゃん。
ほっとした。
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