739人が本棚に入れています
本棚に追加
ジェジュンの有り得ないような、俺たちにとっては一番幸せになれる選択肢を、チャンミンは選んでくれるだろうか?
「僕、は、ヒョンたち一人一人から、貰う愛情を、全部、返し切れません。」
途切れ途切れに呟くチャンミン。
うつむいて話すから、顔がよく見えない。
「チャンミン、顔あげて?」
そう言えば、上げるチャンミン。
大きな瞳からは、涙が今にも、零れ落ちそう。
「チャンミンが俺たちに愛をくれるなら、そんなこと関係ないし、俺たちの事、愛してるんだろ?」
そう聞けば、コクリと頷いた。
あ、零れた。
チャンミンの頬を伝ってポタポタと落ちて、服に染みを作った。
「愛してます、
ヒョンたちを。
ユノヒョンも
ジェジュンヒョンも
ユチョンヒョンも
ジュンスヒョンも。
みんな愛してます。」
泣きながら言うチャンミンは、今までで、一番綺麗に見えた。
最初のコメントを投稿しよう!