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「ユノヒョーン…。起きてくださぁい。」
「ん…。……ぉう。」
起きてるんだか、寝てるんだかわからないユノヒョンの手を引っ張って起こす。
…起こす。
…起こす。
「…チャンミン暖かい。」
「ユノヒョン、離してください。「嫌だ。」はぁ…。ジェジュンヒョン呼びますよ。」
それは困る、と全く困った様子もなく笑うユノヒョン。
というか、離してほしい。
毎回顔を会わせるたび、過度なスキンシップ。
確かに僕らは家族みたいなものだけど…。
これじゃあまるで、
まるで、
恋人じゃないですか!
顔に熱が集中する。
ユノヒョンの厚い胸板に顔を押しつけられて、男の僕でもドキッとする。
僕が女の子だったら確実にユノヒョンはセクハラ扱いですよ。
まあ、ユノヒョンは鈍い人間なんで、そんなことは考えてないと思いますけど。
「…ユノヒョンっいい加減にっ!」
「あー、ごめんごめん。」
ごめんなんて思ってなさそうなヒョンに朝ご飯がもうすぐできるとだけ伝えた。
次はジュンスヒョンを起こさなきゃ。
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