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「おーい拓也」
「おーいてば」
僕は不意に眼を開けた。
「やっと起きたか」
「何だよ。こっちは眠いんだよ」
「実は話しがあるんだ。」
「何?」
またなんかなせけない事だろう。僕はそんな事を思いながら聞いた。しかしその答えは僕の想像を越えていた。
「バンドやろ。」
「…何だよ。急に」
「だからバンドやろって」
「龍人楽器出来たっけ?」
「出来ないよ。」
こりゃあダメだ。僕はおもった。
「龍人が出来ないでバンドやろうなんてよく言えるな楽器がでなきゃできないだろう?」
「だから拓也がやるんだよ」
「はぁ!?」
もちろん楽器なんてやった事など一度もない。
「無理だって楽器なんてやった事無いし」
「だからこそやるんじゃないか。」
やばいまたはじまった。龍人のわけの分からない話しが…
「じゃあなんでやるか聞かせてもらうぞ」
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