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「お人形さんみたいね」 初対面で紗耶香が笑ってそう話し掛けてきた。 綺麗だとか可愛いとか、そんな言葉は聞き飽きていた私は、一瞬、褒められたのかいなされたのか判断に迷った。 紗耶香はニコニコ笑って私の言葉を待ってた。 「同じ病院で働く人?よろしく」 私は笑顔を返した。 「雪みたい。妖精かと思った」 紗耶香の言葉は不思議。 そのあと少し構えていた私が声を出して笑うと一気に仲良くなれたね。
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