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戦場はいつもと変わらぬ光景を見せてくれる。死と、破壊と、叫。絶望の光景。
しかし、この軍隊の人間(ごく一部)は一体どんな神経をしているのだろう。
遊びに来たわけではないのに、心なしかピクニックに来たのではないかと錯覚するようなテンションの奴がいる。元々そういうへんた…変わった奴が多いから仕方ないのかも知れないが…それ以前に、将軍すらそういうノリの奴がいる(らしい。よく知らない)のは如何なものか。
まぁ、一番この状況をチェスムの盤面みたいに思っているのは法王庁なのかもしれない。
中立、と言うのは聞こえはいい、しかし連中はこの戦争でビジネスをしているように見えるのは私だけだろうか。その裏で一体どれほどの死があるか。知っているかもしれないが間違いなく無視しているだろう。
―――偉そうに思ったが、私は殺す側の人間、死を与える側だったな。そして奴等の収入源。
反論の権利はない。
突撃の喇叭とともに千は居る兵士が突撃を開始する。私も混じった。
敵はルスラン。ざっと見て数はこちらのほうが劣る。
ならば!
「fLYIwArYIn LYIolo!
(ふりぇいわるいぇいん りぇいおろ!)」
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