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「……それだけ!? もっと、こう……オレが誇らしくなるようなリアクションしてくれよ!!」
レヴァは冷ややかなファーニルの対応に高いテンションで返してくる。
「断る。黙って警備をしていろ」
「お前警備してねーじゃん!? 本読んでるだけじゃん!」
「オレはジックと違って賢いから両方同時に出来るんだ。フハハハハどうだ羨ましいか?」
ファーニルはレヴァに一切視線を向けず、小馬鹿にした調子で言ってくる。
ジックとはファーニルがレヴァを呼ぶときのあだ名であり、それだけ2人の仲がいいことを示しているが、
(笑い声の部分は完全にバカにしてやがんな……)
レヴァはこめかみをピクピクとさせながらそう思う。
ファーニルの言う警備とは彼らの仕事のことだ。2人はダーラという都市の裏門警備をしている。
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