七章
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その事を氷室と確認しようと顔を正面に向けると、氷室は何事もなかったような落ち着いた仕草でカップを口に運んでいた。 「考えはまとまったか?」 氷室はカップを机に戻すと、和泉に問い掛けた。和泉は小さく首を縦に動かすと、 「三つの事件が別物の可能性を考えていたんだ」 「そうとも言えるかもしれないな」
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