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いつものように
好きな本を手に
私は庭へ出る。
そうしていつものように
紅茶を飲みながら午後を
過ごすはずだったのだ。
それがどうだろうか
目の前に二足歩行の
兎がいるではないか
「目が…疲れてるのかしら」
ほら、最近本ばかり読んでるし。
「アリスなにしてるんですか、兎を見たら追いかけなければ」
なんか二足歩行の兎が歩み寄ってくるように見えるし。
「幻聴まで聞こえてくるなんて…相当疲れてるのね。休みましょう」
「まってくださいアリス」
ふっ、と後ろを振り返ると…
「きゃ、」
「きゃ?」
「ギャァァアアア」
「いたッ、いだだだ耳掴んで大声で叫ばないでくださいアリス!!」
何故か振り返ると、白いウサ耳をはやして赤い目をもった変なコスプレ男がいたのだ。驚いた私はそのコスプレ(仮)ウサ耳を引っ張って叫んでしまったのである。(←近所迷惑)
「では行きましょうか」
「なっ!?ちょっとなにすんのよ」
あろうことかその変なコスプレ野郎は私を肩に担いで笑いながら走る。
「おろしなさいよ」
「大丈夫です、落としはしないので安心してください」
「そういう問題じゃなぁぁあい」
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