1人が本棚に入れています
本棚に追加
……惨敗でした。
主導権を握るどころか、もう雑用決定っぽいです…。
そーいえば…、俺、ツンデレちゃんの名前知らないなあ…。
俺は、寝たふりをしながらツンデレちゃんの番を待った…。
「…瀬尾雪菜(せおゆきな)です。部活はスキー部に入る予定です……以上。」
(…せおゆきな…?)
俺の推測だと…こいつはやっぱり親の都合かなんかでこっちにこなきゃいけなくなったタイプの子だな…。
「…へぇ…、でもあの子、可愛くね…?」
昼飯を食いながら彰吾とそんな話をしていた。
(…まあ、確かにかわいいけど…ちょっとヒステリーだっていうか…なんてゆーか…)
「…俺、告ってこようかな…」
…………………。
(…おい、チャラ男よ、それはいくらなんでも早過ぎるだろ…。)
いつもなら彰吾がどんな女の子と仲良くなろうが俺はなんとも思わなかった…。
でも………。
なんだろ…。
あの子と彰吾が仲良くしてるところを想像したら…。
(……俺、好きになっちゃったのか…!?)
こうなったら、彰吾より先に、“雪菜ちゃん“のハートをゲットしなければ……!
最初のコメントを投稿しよう!