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「…ふわ~あっ…」
昨日は部室の片付けにおわれて家についたのは10時半くらいだった…。
しかもスキー部の朝はやたら早い…。
雪もないし…やることなんてないのになんでこんなにはえーんだよ…。
朝7時前、俺は自慢の愛車をぶっ飛ばして、スキー部の部室にいた…。
「…ジャージはもってきたっ?」
その声は、雪菜ちゃん…?
「あっ、ああっ!もってきたよ!」
「そう、じゃ早速走るわよっ!!」
…………。
これを毎日やんのかな、なんて思ったら泣けてきた…。
「…7時に学校を出て海沿いにずっといくとスキー場があるわよね?そこを折り返し地点にするわよっ!?……わかったっ!?」
「…はいっ…」
「じゃ8時20分までには戻ってくることっ!!よーいっ………どんっ!!」
スキー場ってこっから10キロはあるよな……。
考えたら嫌になるから俺は無心で走る事にした…。
雪菜ちゃんは、アスリートばりの速さで、一瞬にしておれの視界から消えていった……。
(…一緒に走りたかったな…)
だったら俺が早くなれば走れるかも……!?
やる気がでてきた。
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