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「…しかも、あなたがその、きったなーいブーツで走ってきてくれたせいで、コースに穴が開いちゃってるし…、本当…、ただの迷惑なんですけど…!!」
命の恩人にこの態度…?
たしかに綺麗だ…。
はっきりいってど真ん中だけど、今の言葉は許せん…!!
「…迷惑だって…?…派手にこけたくせに…。だったら最初っからこけんじゃねーよっ!!下手くそがっ!!……」
「……何が…わかるのよ……」
「あんたにあたしの何がわかるのよっ!!!」
…………?
なんか気に障る事でもいったのかな…。
まっ、いーや。
いくら美人ちゃんでも、ヒステリーは苦手でね…。
「…わかんねーよ。…ごめんな…じゃ、俺いくわ…」
結局嫌われただけだったなあ…。
少しのショックを抱えてその場を離れようとする俺…。
「…あり…がと…。」
…………? ほへ?
今、ありがとって聞こえたよーな。完全にツンデレちゃんだな。うん。
「……怪我…すんなよ。」
「…う、うっさいわね!!…早く、行きなさいよっ!!」
ツンデレおもしれー。
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